週刊少年ジャンプに連載中の池沢春人先生の剣道漫画のクロガネ、33本目「陽炎(かげろう)」です。
(一部、ネタバレを含みます。)
大木のコメント
「
・・・・・・黒鉄
”独活(ウド)の大木”という言葉を知っているか
」
黒鉄博人のコメント
「
?
・・・えっと
大きいだけで役にたたないもののことだよね・・・?
」
大木のコメント
「
・・・・・・俺のあだ名だ
」
黒鉄博人のコメント
「
えっ!!
ごめん
そんなつもりじゃ・・・・・・
」
大木のコメント
「
・・・いいんだ
」
大木のコメント
「
気に言ってるんだ・・・・・・
今はな
」
大木のコメント
「
ウドは大きくなっても
やわらかく材木に使えないことから
役に立たないモノの喩(たと)えとなったが・・・
」
大木のコメント
「
ウドの大木は
やわらかいが故に
どんな風も受け流し
決して倒れることなく
伸び続けるのだ
」
大木のコメント
「
俺は・・・・・・
ウドのような剣士になると決めた
」
大木のコメント
「
どんな風も受け流す大きくてやわらかい剣士に・・・・・・
」
ウド
ウドをwikiで調べると、高さが約2~3メートルまで成長しますが、独活(ウド)は木ではありません。
春、初夏(ゴールデンウィーク頃)には、山菜として利用出来ます。
山菜として食べごろのウド(若芽)です。
普通のウドの花穂です。
これが、ウドの一般的なサイズです。
「ウドは木のように高く成長するが茎が柔らかすぎて使い物にならない・・・」
食べられるし、全然大木ではありません。
ウドノキ
ウドより、ウドノキ(別名、オオクサボケ)の事を指す言葉なのかなと思ったのですが・・・。
でも、よ~く調べると「ウドの大木のウド」とは、ウドノキではなく、ウドを指す言葉です。
ウドノキという名前ですが、ウドノキ科とは全く関係ない植物です。
枝が軟らかく、役に立たない(独活の大木)ため、ウドノキと名付けられたと言います。
(明らかに、後付けの名前です。)
高さは、8~10メートルになります。
湿性高木林内に生えるウドノキです。
ウドの大木で、インターネットで画像を検索しました。
中々、大木らしいものが見つからず・・・。
ウドノキで画像を検索すると、少々出て来ます。
でも、ここまで成長するのに数百年くらいかかるのかな?
感想
始め、ウドの大木と言うと、悪いイメージばかりでした。
しかし、良い受け取り方の表現方法もあるのだなと感心して、ネタを書き始めました。
調べている最中に、ウドが木ではない事を知り、ブログに書きたい内容の方向性が定まらなくなりました。
言葉の意味の違いに苦労し、ボツネタにしようかと考えました・・・。
名前通りの役立たずではなく、どんな逆境にも立ち向かえる柔軟性を持ち、成長し続ける強い人間になりたいですね。